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2011/06/29

旧伊藤伝右衛門邸と白蓮 2

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広大な回遊式庭園に佇む旧伊藤伝右衛門邸

家屋5棟と土蔵3棟が連なり、部屋数は何と25部屋もある。

 

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北東に位置する二階のこの部屋が、

柳原白蓮(やなぎわら びゃくれん)の居室

 

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二階へ上がると、6畳の次之間があり、横に白蓮の居室

襖は銀箔が張られていて、(変色して灰色になっている)

取っ手がチューリップの形をしているのを可愛いと思った。

階段が直角に曲がる位置に踊り場があり、

その踊り場から小さな引戸が開けられるようになっている。

その引戸は白蓮が一人の空間を乱されたくない為に作らせたものだが、

そこから女中が新聞、手紙やお茶などを

この部屋へ差し入れるようにさせたそうだ。

 

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居室の床の間

 

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10畳の居室

 

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この位置は白蓮が好んで座っていた場所だそうで、

素晴らしい庭園が見渡せる。

当時は遠くに遠賀川までも眺められたそうだ。

 

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ミュージアム「白蓮館」(旧伊藤商店事務所)へ入ると、

すぐに目に飛び込むのが、次のような書(1m角ぐらいの書作品!)

 私は怖い女 もういやですか 

  いやならいやと早く仰(おっしゃ)

 さあ何(ど)うです お返事は?

これは白蓮が宮崎龍介と出合った半年後頃に

彼へ送った手紙の一部から抜粋したものだが、

内容に加え、

白蓮の迷いのない意志の強さがよく表現された作品だと感じた。

 

7歳年下の宮崎龍介宛てに2年間で約700通もの手紙を送り続けたそうなので、

大正時代に7歳年上の既婚婦人から

連日手紙が届いた龍介の心境はいかがなものか・・・

と思ってしまった。catface

 

白蓮が伝右衛門に宛てた離縁状や処女歌集『踏絵』

・手紙などが沢山展示されている。

(もちろん白蓮館内は撮影禁止)

 

お互いに再婚した時は、伊藤伝右衛門52歳 柳原白蓮25歳なので

27歳の年の差があるが、

お互いの心情や暮らし方などを知る程に

深く考えさせられてしまった・・・・

 

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骨董蔵だったと思う。

 

 < 以上、旧伊藤伝右衛門邸でした >

 

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コメント

旧伊藤伝右衛門邸は筑豊の炭鉱御殿の様ですね
全国に何々御殿なるものが点在していますが
昨年小樽のにしん御殿を訪れた際、借財から
人手に渡っていると聞き維持管理の難しさに頷かされました。
先日ニュースで知ったばかりの世界遺産登録となった
山本作兵衛の絵が見れるのはいいですねhappy01
絵心も無い素人が世界で認められる絵を残したと言う
事はすばらしい事だと思いますhappy01
記録としての絵には本人の気持ちも入っている様な
気がしますが実物を見てみたいものですね

clipよしべえさん

>維持管理の難しさに頷かされました。
あまりにも広大だと税金や管理で維持が
難しくなるのでしょうねぇ~

山本作兵衛さんの貴重な日記も残されているので、
現在、福岡県立大で解析中だそうですよ!

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